<木梨憲武>「全員ピースになるのが目標」 「木に梨はなる」イベントは豪華キャストに“直電”でキャスティング
内容について聞くと、「音楽とアート、笑いと音楽とアート、スポーツとアートが結びつかないかなとか、実験的というか」と切り出し、「歌手の人は歌ってもらうのですが、そこにアートとして参加してもらう人もいる。自分で言っていてなんだけど(出演する)みんなはきっと意味わからないと思う(笑い)。何がどうなのかわからないままOKしていただいていることには感謝しかない」と話す。
続けて、「詩や音楽で感動したり、笑いの中でそこに作品ができていき(形として)残るものがある。ジャンル、方式、演出、パフォーマンスも含めて、いくつか作品ができていくのだろうなというのが現状です」と現時点での方向性を語る。
「例えばサッカーボールに色付けてキャンパスに向かって一発蹴ってもらっただけでも一つの作品になるし、世の中に一つしかない。そこに後から手を加えるのか、そのままなのかはきっとその作品を見て、後からみんなで決めようかなと思っています」
ゲスト情報は段階的に発表されていくが、 木梨さんの口からは出演者として宇崎竜童さん、長州力さんの名前も飛び出したほか、ドラマで共演した人気俳優たちにも直接オファーしているという。
自ら“直電”もしているという木梨さん。取材中にも突然「電話してみましょう」と交流のあるベテラン俳優に電話をかけて、「スケジュールを調べて連絡を返してください」と留守電にメッセージを録音。「こういう交渉の仕方。こうやって決めていくのが好き」と楽しそうに笑う。
◇イベントは“実験ライブ”「やったことがないのでやりたい」
木梨さんのアートの原体験を聞くと、「アートとして捉えてはいないけど」と前置きしつつ、「小学校のときに教科書やノートにマンガを描いたり、4コママンガを描いてみようとか先生の似顔絵を描いてみようとか、色付けてみようとか、そういうところかな」と答えが返ってきた。
また多くの分野での表現の取り組みへの原動力を「何年先にこうしようとかはまるっきりなくて。今日起きたことが形になるか。やることによっては準備もあるけど、そのリズムが最近早くなってきている。だからこれが終わると今度こっち、今度こっちという具合。面白いですよ」と語る。