AIが予測する鈴木誠也のMLB2024シーズン成績:打率はやや下がり、その他はほぼ昨年並み
メジャー3年目を迎える鈴木誠也は、プレーオフ進出請負人とも言える新指揮官を招聘したカブスで、果たしてどのようなパフォーマンスを見せるのか。
スプリングトレーニングでは、打率.459/出塁率.512/長打率1.081 OPS1.593、6本塁打と打棒を爆発させているだけに、AIが今季の和製スラッガーの成績をどう予想するかは、非常に興味深いところである。
では、AIによる予想をご覧いただく前に、カブスの右翼手が残した昨季の成績をおさらいしておこう。
◆2023シーズン成績 583打席 515打数 147安打 250塁打 90単打 31二塁打 6三塁打 20本塁打 75得点 74打点 6盗塁 59四球 130三振 2死球 打率.285/出塁率.357/長打率.485 OPS .842
MLBデビューイヤーの2022年と比較すると、盗塁のみ9から6に減少したものの、その他すべての数字は飛躍的に向上しており、昨季の6三塁打はチームトップ、そして塁打数、二塁打、打率、出塁率、長打率、OPSはいずれもチーム2位の成績だった。
シーズンを通した数字だけを見ても、鈴木がカブス打線における主軸の1人として、確固たる地位を築いたことが分かるが、昨季の鈴木に関しては、特にシーズン後半の成績に注目すべきだろう。
昨季、鈴木は8月4日の時点で打率.249/出塁率.328/長打率.389と、前年を下回る水準のプレーをしていたが、数日間の小休止を経て、8月7日にスタメン復帰すると、その後の約2ヶ月でスラッシュライン.356/.414/.672、11本塁打、15二塁打、37打点と打ちまくったのである。
この期間中、打率で鈴木を上回ったのはムーキー・ベッツただ1人であり、長打率も鈴木以上の成績を残したのは、マルセル・オスーナのみとなっている。また同期間中、鈴木は1打席あたりに生み出した得点の傑出度を示す指標である、wRC+を183としており、こちらは同期間中MLB全体で3位の数字だった(2023年シーズン全体の鈴木のwRC+は126)。