チュート徳井が芸能活動再開へ ネット賛否
昨年10月、約1億2000万円の申告漏れなどが発覚して芸能活動を自粛していたお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実(44)が、24日から活動を再開することがわかった。一部メディアで報じられるや、ネット上には賛否の声が躍っている。
反省し納税に対する理解進んだ
報道によると所属の吉本興業が徳井と話し合いを重ね、本人が十分に反省し納税などへの理解が進んでいることから復帰のゴーサインを出したという。ただし復帰といってもまずはあらためて関係各所へのおわびから始め、順次、仕事を再開することになりそうだ。 これを受けてファンは「嬉しい、頑張って」「しっかり反省してきちんと納税するならなんの問題もない」と、歓迎ムード。徳井は今回、新たに税理士と契約したようで、反省から万全の体制を整えたようだ。
歓迎の声だけでなく復帰早すぎると批判も
ただしその一方で、「もう復帰できちゃうのか。芸能界はゆるくて羨ましい」「悪質な所得隠しにしては復帰が早すぎるのでは」という反対意見も。その背景には、事件発覚後の初期の対応がうまくできなかったことが影響しているのでは、という声もある。 「昨年10月の深夜、大阪の吉本興業本社でいち早く開いた謝罪会見の際に、過失を強調しすぎて弁明に終始したことがイメージを悪くしました。復帰に反対する声が上がるのも、あの印象がまだ拭えない人も少なくないということではないでしょうか。活動自粛の発表も、吉本が当初思っていた以上に世論が厳しく、対応が後手に回ったことは否めません。庶民感情からすれば、金額や期間など悪質と思われても仕方のないレベルでしたからね」とはスポーツ紙の50代男性記者。 自粛中の徳井は反省しきりの様子だったという。 「ほぼ自宅で生活して税金関連の勉強をし、遊びらしい遊びも控えて謹慎状態だと近しい関係者から聞いていました。納税に関する勉強をすればするほど意識の甘さとルーズだった面を猛省したのではないかと。何はともあれ芸能人はやはり芸能活動で社会に貢献して行くのが一番ですし、徳井さんの場合は十分反省して税理士もつけるなど体制を構築したわけですから、早期に復帰できてよかったのでは」とは民放放送局の40代男性スタッフ。 待っていたファンは多い。あとは仕事をしながらきちんと納税し、社会的信用を取り戻して行くしかないだろう。 (文・志和浩司)