ユーチューバーになりたい子どもが急増、ソニーが手がける「職業体験」とは?
子どもの職業体験施設「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)に、新パビリオン「動画制作スタジオ」がオープン。プロ級の機材を使った動画制作が体験できる。 【写真】一流の機材が揃う「パビリオン」の様子 ◆ テーマはまさかの「アイテム紹介」 2019年から4年連続で「小学生のなりたい職業ランキング」(ベネッセ)にて1位を獲得するなど、今や子どもたちの憧れの職業である「YouTuber」。同パビリオンでは40分間のアクティビティで、大好きなYouTuberのように本格的な機材を使用し、動画の撮影から編集、上映まで動画制作にまつわる一連の作業を体験できる。 制作する動画のテーマは「アイテム紹介」で、パビリオン内に用意されたアイテムを各自で自由に紹介するというもの。パビリオン内には赤や黄色などビビットでかわいらしい撮影ブースがスタンバイし、それぞれのブースにて撮影をおこなう。 撮影に使う2台のカメラは超本格的で、映画撮影にも使われる大きめのカメラや多くのYouTuberが実際に使っているコンパクトなハンディカメラがスタンバイ。また、各ブース内には動画で紹介するアイテムのほか、リングライトも設置されるなど、YouTuberさながら(それ以上!?)の豪華設備だ。 撮影後には専用の編集ソフトを使いエフェクトやテロップ、効果音を追加して、動画を完成させ、アクティビティの最後には上映会にて、同時に体験した人と一緒にそれぞれが制作した動画を見ることができる。 ◆「特に編集作業が楽しかったです!」と感想も 同日体験をした新・中学1年生のマカロンさんは、「キッザニアで初めて本格的な動画クリエイトを体験しました。効果音を付けたり、背景を変えられたりできるので、特に編集作業が楽しかったです!」と、満足げに感想を話した。 この日オープニングセレモニーに登壇した「ソニー」の「イメージングエンタテインメント事業部」事業部長の大島正昭さんは、「撮影、出演、編集とさまざまなクリエイティビティが体験できるパビリオンになりました。この動画制作が刺激となって、新しいエンタテインメントが生まれたらうれしい」と期待を込めた。 体験には、同施設の仮想通貨キッゾが必要(入場料別途要)。 取材・文・写真/野村真帆