試験運行始まる 白浜空港連絡バス、和歌山県
和歌山県白浜町の南紀白浜空港とJR白浜駅や紀伊田辺駅(田辺市)など町内や近隣市町の主要ポイントをつなぐ「空港連絡バス」の試験運行が5日に始まった。近年の搭乗者増加に伴う交通アクセス強化が狙い。飛行機の発着に合わせて1日3往復計6便運行する。来年1月5日まで。 【空港と駅、観光地結ぶ 和歌山県白浜で連絡バスを試験運行の記事はこちら】 運行するのは、県や地元市町、日本航空、空港を運営する南紀白浜エアポート(白浜町)などでつくる南紀白浜空港利用促進実行委員会。この試験で利用状況や円滑に運行できるかなどを見た上で、本格運行を検討する。 車両は、明光バス(白浜町)の27人乗り中型バスを使用。空港からの運賃は、アドベンチャーワールド500円、白良浜・白浜駅700円、JR朝来駅近くの鳶野バス停(上富田町)800円、田辺市役所前とJR紀伊田辺駅が千円。子どもと障害者は半額。 運行初日には、空港で出発式があり、県土整備部港湾空港局の花田祥一局長ら関係者約20人が出席。法被姿でバスを見送った。 出発式のあいさつで、花田局長は「一人でも多くのお客さまに利用してもらい、地域振興の役に立てば」、大江康弘白浜町長は「今後につなげていけるよう頑張っていきたい」、明光バスの飯ケ谷洋敏社長は「利便性が向上し、空港の利用者が増えることを期待している」と話した。
紀伊民報