「身近な人を大事にしたくなりました」“相身互い”の輪が広がる特別映像公開 映画『アイミタガイ』
中條ていによる同名小説を、主演に黒木華、共演に中村蒼、藤間爽子らを迎え実写化する、映画『アイミタガイ』。この度、本作へ寄せられたの“感動の声”を集めた特別映像が公開された。 ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)は、ある日突然親友の叶海(藤間爽子)を事故で失う。恋人の澄人(中村蒼)との結婚にも前向きになれずにいた梓は、いつも一番の味方でいてくれた親友との別れを受け入れられず、立ち止まってしまう。娘の死を中々受け止められずにいた叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)も、あるきっかけから叶海が生前どう過ごしていたのか辿ってみることに。やがて、誰かを想ってしたことは、巡り巡って見知らぬ誰かをも救い、自分の元に返ってくるという“相見互い”の助け合いの心が、出会うはずのない人々を繋げ、小さな奇跡を起こしていく。メガホンをとるのは、来年2月に『大きな玉ねぎの下で』の公開も控える草野翔吾監督。 この度公開された特別映像では、零れる涙を拭う梓とリンクするように、ハンカチで涙を拭う観客の姿と、本作に寄せられた感動の声の数々が、黒木華が歌う主題歌にのせて展開される。誰かを想った”相身互い”の優しい心と、思いがけない出会いの連鎖は、劇中の登場人物たちを繋げ、観客にも「人に優しくしたい」という想いが繋がっていく。 映画監督の岩井俊二は「僕らは果たして、どれだけの人に手を引かれ、背中を押されるのか、そんなことを思うと、胸が熱くなる、そんな映画でした。」とコメント。瀬々敬久監督は「万華鏡のような映画だと思う。くるくると回転すると、人と人の絡まり合いが変化し、異なった人生模様を見せてくれる。」と表現。脚本家の高田亮は、目に見えない人々の繋がりに「色んな人の色んな時間が、結びついて混じり合い、新しい空気を吸って生きていく気になる。こんなことが起きて欲しいと思う。知らないうちにもう起きているかもしれない。身近な人を大事にしたくなりました。」と声を寄せた。 映画『アイミタガイ』は、2024年11月1日(金)より全国ロードショー。
otocoto編集部