山岳民族の日常食? 溶岩製石臼のチーズ鍋? あっ!と驚く世界の鍋を取材!
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何かと鍋が増える冬の食卓ですが、頻度が多くなるとマンネリになりがちですよね。しかし、世界に目を向けたら、体の芯から暖まる、色々な鍋がありました。後藤楽々キャスターの取材です。 まず訪れたのは東京・渋谷区恵比寿にある、創業45年のネパール料理店。この店にある、鶏肉とスパイスのうま味たっぷり!ネパール版水炊きとは? 後藤楽々キャスター 「うわぁ~!」 丸どりが迫力満点の料理、その名もヒマラヤ鍋。丸どりをウコンやヒマラヤの黒岩塩など、約15種類のスパイスを加えて煮込むこと計16時間。ヒマラヤの山岳民族が、高山病などの予防に食べる日常食、チキンスープをアレンジした鍋料理です。 後藤楽々キャスター 「あっ!おいしい!新しい!カレーの味なのかなと思いきや、優しくてスパイスのいい香りはするのですが、鶏だしのうま味がたっぷり!」 オーナーの娘 出口 ディアナ 美保さん 「私の母が、エベレストの麓の村出身。風邪をひいたり、体力がない時は チキンスープを作ってくれた」 後藤楽々キャスター 「じゃあこれは、出口さんのおふくろの味!」 味の決め手はこちら。ヒマラヤ黒岩塩!少し味見させてもらうと… 後藤楽々キャスター 「えっ!おお~!硫黄みたいな(香り)」 ミネラル分が多く、まろやかな塩気が特徴で、追加でかけると味変することができます。 後藤楽々キャスター 「あ~!さらに優しくなりますね。私の母の味もこれだったらいいのに、というぐらいおいしいです」 ◇ 続いて訪れたのは、東京・中野区にあるメキシコ料理店。紀元前5000年頃から使われている“石うす”で作る、メキシコ版チーズフォンデュとは…? 後藤楽々キャスター 「見たことな~い」 その名も、メキシカン溶岩チーズ鍋。少し焦げたチェダーチーズと、トマト、ジューシーな牛のハラミがベストマッチ! メキシコで定番のソース、サルサを作るときに使う、溶岩でできた石臼"モルカヘテ"を使っているのが特徴で、保温効果も高く、熱々のままいただけます。 後藤楽々キャスター 「うわぁ~!幸せ!トマトの酸味とチーズの濃厚さ、そこにお肉のジューシーさも入っていて、グラタンみたいな感じ?」 メキシコ料理店 サルサカバナ店長 高橋雅揮さん 「ホワイトソースも入っているので」 後藤楽々キャスター 「これは、新しいお鍋」 この鍋料理は、メキシコ版チーズフォンデュ、ケソフンディードをお店でアレンジしたそうで、メキシコならではの食材も味わえます。 メキシコ料理店 サルサカバナ店長 高橋雅揮さん 「サボテンです」 メキシコでサボテンは、食材としても なじみ深くトゲを抜いた状態で市場に山積みされているそうです。 後藤楽々キャスター 「うん!おいしい!酸味が効いたピクルスみたいな感じ。まろやかで濃厚なベースにいいアクセントになっています」 そしてシメは、メキシコでも食べられるという、とりだしで炊いたライスでチーズリゾット風に! 後藤楽々キャスター 「ご飯がちょっとかためで、しっかりこのソースに絡むんですよ!」 新感覚のおいしさが詰まった世界の鍋、この冬食べて温まりましょう!