被災免れた食器「売ります」 和倉の5旅館、11月3日
七尾市和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会は11月3日、和倉温泉お祭り会館で、被災した旅館の食器や備品を販売する「和倉復興めぐる市」を初めて開く。震災で大きな被害の出た5旅館が割安価格で出品する。破損を免れたが、使われない食器を活用してもらう。 加賀屋と多田屋、美湾荘、宝仙閣、はまづるの5旅館が出品を検討している。お造りを載せる平皿や客室に設置していた座椅子などが候補に挙がっている。 創造的復興まちづくり推進協議会は市や旅館などでつくり、和倉温泉の復旧・復興に向けたまちづくり計画などを協議している。イベント企画は初めて。 めぐる市は旅館で愛用された備品が次の市民や事業者の元へ巡っていくという思いを込めて名付けた。会場には飲食店や同協議会の取り組みを紹介するコーナーも設け、和倉温泉の活性化にもつなげる。