灘中の「何があろうと生徒を守る」先生たちの姿勢に救われた 中学受験塾の講師たちが振り返る、自身の学校生活
山﨑 坩堝(るつぼ)感というか、いまで言う“サラダボウル感”ね。 茂山 そうですね。大学に進んでからは塾講師のアルバイトをし、その後、自ら塾を立ち上げたのですが、「夜中まで泣きながら勉強したけれど楽しかった」という小学生の頃の感覚と、中高でいい仲間たちに出会えた喜びがその原動力になっていた気がします。 (聞き手/古谷ゆう子) 〇しげやま・きりゅう/1986年生まれ。中学受験を経験し、大学付属校に入学。大学在学中から個別指導塾、大手進学塾などで中学受験指導に携わる。会社経営の傍ら、2011年、東京・西葛西に中学受験指導塾「應修会」を開校。自らも教壇に立って指導を行う。中学2年、小学6年の男子の父。X(旧Twitter)での中学受験についての発信も人気で、フォロワーは1万人を超える。 〇やまさき・しんのすけ/1986年生まれ。中学受験塾・希学園首都圏 学園長。希学園関西で中学受験を経験、新制灘中、高57回生。東京大学在学中から、希学園首都圏で国語科専任講師として指導に携わる。2016年から学園長職を務める。生徒・講師の双方向発信による活気あふれる授業と、論理的な国語解説を信条とする。Xのアカウントは@yamasakinozomiE 。
茂山起龍