五霞・あげそばV シン・いばらきメシ総選挙 小美玉・モンブランも 茨城
茨城県の新たなご当地グルメを決める食の祭典「シン・いばらきメシ総選挙2024」が14日、同県水戸市三の丸の県三の丸庁舎駐車場などを会場に3日間の日程を終えた。県内全44市町村が参加して茨城県グルメの頂点を競い合い、一般料理部門で同県五霞町の「シン・茨城あげそば」、スイーツ部門で同県小美玉市の「ダイヤモンブラン」がそれぞれグランプリに選ばれた。 祭典は、豊かな食材を生かし、茨城県の新たなグルメ創出を目指した県が実施した。一般料理に41、スイーツに39の市町村が出品。インターネットによる事前投票と12~14日の会場での来場者投票を合わせ上位10品を決め、審査員がグランプリなどを決めた。 シン・茨城あげそばは、揚げた常陸秋そばを県産野菜で彩ったアイデア品。ダイヤモンブランは、筑波山に夕日が沈む「ダイヤモンド筑波」をイメージしサツマイモクリームを使ったスイーツに仕上げた。中川一恵審査委員長は「完成度の高い料理が多かった。今回がゴールではなくスタートと捉え、地域発展に貢献してほしい」と講評した。 表彰式では、大井川和彦知事が知久清志五霞町長と島田幸三小美玉市長にトロフィーを贈呈し、「工夫があり、素晴らしい総選挙だった」と述べた。このほか、スペシャルゲストで元乃木坂46の秋元真夏さんが利根町が出品したスイーツ部門の「鯛パフェ」を特別賞に選んだ。 祭典には3日間で延べ6万4000人が来場。グランプリに選ばれた両グルメは26、27の両日、東京・品川の大井競馬場で開催する「茨城をたべよう収穫祭」で出品される予定。
茨城新聞社