“同学年の頂上対決”決着 藤井聡太八冠(21)に挑む伊藤匠七段(21)の師匠 宮田利男八段が語る2人の共通点とは?
(若狭敬一キャスター) 宮田八段のインタビューを聞いて、いかがでしたか。 (杉本昌隆八段) 何か語弊がありそうな気がしますけど(笑)。 宮田先生には本当に随分お世話になりまして、何回ご飯をごちそうになったか分からないんですよ。 本当に良い先輩でして、夜中に対局が終わるんですが、宮田先生が待っていて声をかけていただいて、夜中にお酒を飲んだりとか。 きっぷの良い面倒見の良い先生でして、だからこそ伊藤七段のような良い弟子が育ったんだと思います。 (若狭キャスター) 今さら聞けない将棋の素朴な疑問もいろいろあるんですが、対局中にお手洗いに行きたくなった場合、お互い持ち時間もあると思うんですが、どういうルールになっているんですか? (杉本八段) 基本、お手洗いは行ってもいいんですけれど、ただ自分の手番でいけば自分の持ち時間が減りますよね。 1手1分の秒読みだったら、時間切れで負けになってしまうので。 だから、やはりトイレがどこにあるかをタイトル戦だと確認しておきますよね、トイレが近いのか遠いのか、何分くらいかかるかとか。 遠いと、残り時間が少なくなったら早めに行っておこうかなと思います。 (若狭キャスター) 相手が考えている間に「ちょっと行ってきます」ということもあるわけですね。 (杉本八段) もちろんあるんですけれども、相手が待っててくれるとは限らないというか。 (若狭キャスター) そうか、(相手が)指し終わったら自分の時間が削られていくと。 (杉本八段) トイレへ行ったところを見計らって対戦相手が指す場合もありますよね。これは意地悪でもなんでもなくて、対戦相手だって自分の持ち時間を減らして待ってくれないでしょうから。 (柳沢彩美アナウンサー) 勝敗がついた後に、勝者と敗者が顔合わせの会食があるんですよね? (若狭キャスター) 対戦者同士は一緒に食べたくないのでは? (杉本八段) 間に立会人が絶対いるんですよ、見えないように2人から。 だから対局してる時みたいに向かい合うとか絶対にない。 (若狭キャスター) そんなに気まずい空気になるわけでもないと。 (杉本八段) 一昔前だと負けた人がビールを持って「お疲れさまでした」みたいな感じで対局後に。 (若狭キャスター) 勝者のところに? (杉本八段) 勝者の方がやると、ちょっといやらしいから。 最近あまり聞かなくなりましたけど、昭和の時代はよくありました。 (若狭キャスター) そうなんですね。
CBCテレビ