大谷翔平、水原通訳解雇のショック乗り越え待望の1号 指揮官「彼は本当に動じないことが分かった」、「ほっとしているに違いない」
「ドジャース5-4ジャイアンツ」(3日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手が七回に待望の1号を放った。3番手左腕ロジャースに対し、カウント3-1から150キロツーシームを右中間席へ豪快にたたき込んだ。試合後の会見でロバーツ監督は「ドジャースタジアムで最初のホームランを見ることができて良かった。ファンもすごく楽しんでいた。彼もここで打ててほっとしてるに違いない」と笑顔で話した。 【写真】大谷の移籍1号捕球のド軍推し女性にSNS興奮「ボールの価値はいくらくらい?」 この日の大谷は先発左腕ハリソンと3打席で対戦し、結果は空振り三振、一塁内野安打、左飛。指揮官は「きょうは難しい左投手にいい打席があった。いいタイミングでスイングしていた」と評価。中でも四回の第3打席を挙げ「ホームランの前の打席で左中間へ打った時のスイングが良かったと思った」と言った。 昨季のMVP&本塁打王が苦しむ一方でチームは前日まで6勝2敗と好発進。ロバーツ監督は「一番大切なのはチームが勝つこと。勝ち続けることが新しいチームに馴染む助けになると思う」。三回の内野安打の後の好走塁によるホームインにも触れ、「今日は前に進むためのいいステップになった」とも話した。 開幕直後に大谷の水原通訳が違法賭博と巨額借金の疑いで解雇され、球団内が大きく揺れた。自身も記者会見を開き、潔白を訴えるなど、野球に専念することが難しい状況にありながら、ここまで1試合も欠場することなく、打席に立ち続けた。最も近い場所から大谷の姿を見てきたロバーツ監督は「彼は本当に動じないことが分かった。彼の態度を見てきて、やるべき仕事とそれ以外のことをうまく切り離してやっている」と感心していた。