マカオ、カジノで負け食事代が必要と通行人に声をかけ現金詐取…中国人の男女3人逮捕
マカオ治安警察局は9月19日、マカオの路上で通行人から現金を詐取したとして40~50代の中国人(中国本土居民)の男女3人を逮捕したと発表。 同局によれば、同月17日に警察官がマカオ半島の友誼大馬路で勤務中、男女3人が通行人の男性に声をかけ、この男性が現金を3人に現金を手渡す一部始終を目撃し、男性に事情を聞いたとのこと。男性は警察官に対し、たまたま通りがかったところ、見知らぬ男女3人に声をかけられ、このうちの女1人がカジノで負けてしまい、食事代を必要としていると話したため、現金60パタカ(日本円換算:約1100円)を手渡すことにしたと説明したという。 男女3人は現金を受け取った後、すぐに現場を立ち去ったが、しばらくして警察官が現場付近で3人を発見し、逮捕に成功。3人は同局の調べに対し、通行人男性にしたのと同じ話を繰り返した上、詐欺行為を否認したが、男性から現金を受け取った女の所持品の中から9500香港ドル(約17.6万円)と60パタカの現金が見つかり、3人とも多額の香港ドルの現金を所持していることについての合理的な説明と食事代を通行人に要求した理由を説明できなかったとのこと。 同局では、捜査で得られた情報を総合して3人の行為が詐欺罪に触れることは明白とし、全員を検察院送致する方針とした。