開幕投手の西武・今井達也、最終調整で進化示した先頭打者への3球三振「ゾーンの中で暴れている」
◆オープン戦・西武2―3ヤクルト(22日、ベルーナドーム) 西武の今井達也投手(25)がオープン戦最終登板を3回無安打無失点に封じ、自身初の開幕投手を務める29日の楽天との開幕戦(楽天モバイルパーク宮城)へ向けて万全の仕上がりを見せた。 ■秋山幸二さんが〝伝説のバク宙〟披露!? 【動画】 圧巻は初回先頭の塩見泰隆への投球だ。いきなりスライダーを3球続けて投げ、空振り三振に仕留めた。昨季までも決め球にしていたが「昨年の途中から、追い込んだらあまり厳しいところを狙わず、ベース板の上に投げている。その方が空振りを取れるときが多い」とストライクゾーンを目指して投じている。昨季リーグワーストタイの61四球を与えてきたが、今年はオープン戦3試合、12イニングでわずかに2個。受けた古賀悠斗は「3ボールになってからも落ち着いている。明らかなボールだと見切られるけど、ストライクゾーンの中で暴れている」と制球力の向上を感じていた。 万全な状態で、いよいよ開幕戦に臨む。今井は「やっと開幕できる。シーズンが始まってから最後の試合まで、やる〝獅〟かないので、全力で戦い抜いてリーグ優勝、日本一を目指していければ」と力を込めた。
西日本新聞社