イスラエルのネタニヤフ首相はアメリカのバイデン大統領と4日、電話会談を行い、人質交渉を再開するために代表団を派遣すると報告しました。 イスラエルのネタニヤフ首相は4日、バイデン大統領との電話会談で、イスラム組織「ハマス」から新たに受け取った人質解放や停戦についての回答を協議し、交渉を再開するために代表団を派遣することを決定したと報告しました。 ロイター通信はパレスチナ当局者の話として「ハマス側が、いくつかの点で譲歩する姿勢を見せた」と伝えていて、イスラエルの交渉チーム関係者も「ハマスからの提案は、重要な突破口を含む」と、合意に達する可能性があるとの認識を示したということです。 ただネタニヤフ首相は、イスラエルのすべての目標が達成された場合にのみ、戦争を終結させるという立場を崩しておらず、これまでイスラエル軍の全面撤退を求めてきたハマスとの隔たりが埋まるのかが焦点です。 代表団はカタールのドーハに向かっていて、交渉は5日に行われる予定だということです。