佐世保市選管がミス…期日前投票者数を誤入力 衆院選、2021年に続き 長崎
佐世保市選管が、27日投開票が行われた衆院選で、期日前投票の比例代表と最高裁裁判官国民審査の投票者数を入力する際、誤って小選挙区の投票者数を入力するミスがあった。同選管では、2021年の衆院選でも投票者数を300人以上多く入力し、投票結果の確定が遅れるミスがあっている。 ミスが分かったのは27日午後9時半ごろ。選管職員が当日投票者数を開票所で入力した際、期日前の三つの投票者数がすべて同じだったため誤りに気付き、本庁に戻って再度入力し直した。実際には期日前の比例代表の投票者数は小選挙区より2人、同審査は小選挙区より87人少なかった。その影響で午後10時半に予定していた投票者数や投票率などの発表が約1時間半遅れた。それに伴い、県選管発表は午前1時25分と2時間40分遅れた。 期日前投票者数の入力作業は26日深夜に実施。選管事務局は「1人で作業を行わせており、本来だったら2人以上でチェックすべきところをできていなかった」と説明している。諸隈淳主幹は「今回の反省を生かし、次回の参院選に臨む」と話している。 佐世保市では、期日前投票所で有権者1人に投票用紙を二重交付した影響で、佐世保市が発表した投票者数が県選管発表の数より1人多いという問題も発生した。 21年の衆院選では、佐世保市の黒島と高島の当日有権者数を投票者数として入力。投票総数より投票者数が300人以上多く、確認作業のため発表が約1時間遅れた。