「あんこ好き」のクリスマスに…今年は2種類 飯豊・「香月」が和菓子ケーキ販売、ラズベリー使った「赤」登場
クリスマスシーズンに合わせ、飯豊町の菓子店「香月」(味田勝徳社長)は今年も和菓子のクリスマスケーキを販売する。「あんこ尽くし」の逸品で今回は2種類を用意した。あんこ好きのためのケーキとして定番化を図り、和菓子の可能性を広げたい考えだ。 練り切りあんには白あんと求肥(ぎゅうひ)、水あめ、佃(つくね)芋を用いた。こしあんを包んで直径11センチの土台を作り、サンタクロースやトナカイをモチーフにしたカラフルな練り切りなどで装飾した。今年は新たにラズベリーを練り込んだようかんで、土台を赤くコーティングしたバージョンも販売する。 和菓子職人の味田社長が考案した。あんこが好きな長女の誕生祝いに和菓子のケーキを作ったことがきっかけで、喜ぶ姿から「クリスマスケーキにしたら面白いのでは」と思い立った。卵や牛乳、小麦粉を使わないことから「アレルギーの心配が少なく、一般的なケーキが食べられない人にもお勧め」と話す。
初めて販売した昨年はユニークさが受けて広島など県外からも予約が入ったという。「思った以上の反響にびっくりした」と振り返り、「『誕生祝いで作ってほしい』との要望もあり、展開の幅は広がりそう」と先を見据える。 クリスマスケーキは予約販売で、受け渡し期間は14~25日。価格は1個3千円(税込み)。問い合わせは香月0238(72)3923。