大阪観光局と連携協定 多気町 三重県内自治体で初 万博契機に外国人誘客へ
三重県多気郡多気町と公益財団法人大阪観光局(溝畑 宏理事長)は、2025(令和7)年に開催される国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に、インバウンドなどの観光客を町内に呼び込む目的で観光連携協定を結び、16日午後2時すぎから、町役場で締結式を行った。 この取り組みは、町と同観光局、大型商業リゾート施設VISON(ヴィソン)の連携で実現した。同観光局は、万博のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」であることから、「健康・美・長寿」をコンセプトにした観光を地方にも誘致することを目的に、県内の自治体では初めて協定を結んだ。 協定書には▶国内外からの観光誘致に向けたプロモーション▶日本の観光ショーケース▶町の「健康・美・長寿」の取り組みやヘルスツーリズムを通じた交流促進▶人材交流、育成──などが盛り込まれている。 この日、締結式に臨んだ久保行央町長は「外国人観光客などを呼び込み、伊勢イモなどの食材の活用や、周辺自治体への観光客誘致などにつなげていければ」と期待を寄せた。 同観光局の溝畑理事長は「食と観光、健康をテーマに、日本の良さを発信できる仲間になっていただければ」と話した。