長引く熱波に洪水の追い打ち 米農業ベルトに新たな災禍
セント・ポール、ミネソタ州、6月25日 (AP) ― 米中西部に降り続く大雨と洪水の影響で6月24日、鉄橋やダムが崩壊、数千人、数万人の住民が避難を余儀なくされており、押し寄せる濁流から救助されている。 熱波に見舞われたアイオワ州、ネブラスカ州、サウスダコタ州とミネソタ州には、洪水という新たな災禍が加わり、被災した州の中には気温が38℃に達したところもあった。 ネブラスカ州オマハからミネソタ州セント・ポールまで、水害の被災地には300万人以上が住んでいるが、ミズーリ川とミシシッピ川へと網の目のように張り巡らされた支流をゆっくりと流下しているため、支流の多くは今週末にならないと最高水位に達しない可能性がある。気象庁によれば、ミズーリ川の水位は27日、オマハで最高位に達する見込みだという。 サウスダコタ州のノース・スーシティーでは、激流で鉄橋の中央部が崩壊し、ミネソタ州のブルー・アース川では、漂着した流木でラピダンダムの一部が決壊し、川の西側が削り取られている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)