未だに日本人は東日本大震災の遺恨に苦しめられている…日本経済をどん底に突き落とす《止まらない円安》の原因を世界的経済アナリストが徹底分析!
日本の円安が止まらない理由
近年、日本企業の生産拠点が海外に移転され、国内産業の空洞化が進み、貿易赤字が増えやすくなっています。 また、福島第一原発の事故によって、原発の稼働を停止したことも影響しています。火力発電の割合が増え、原油や天然ガスの輸入が増えたからです。 一方、海外投資の収益など、所得収支は黒字なので、経常収支で見れば日本はずっと黒字です。ただ、所得収支の黒字はそのまま海外で再投資されることも多いため、実需面からも円高になりにくくなっています。 ほか、近年はアメリカのハイテク企業が成長したことで、デジタルサービスの輸入に伴う赤字、いわゆる「デジタル赤字」が増えたことも、ドル高の一因となっています。 『日本経済を奈落の底に落とした《止まらない円安》の元凶は「アベノミクス」!…第二次安倍政権の「異常な金融政策」』へ続く
永濱 利廣、エミン・ユルマズ
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