川井郁子（左）と生島ヒロシ

　バイオリニスト川井郁子（56）が9日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食／一直線」(月～金曜午前5時)にゲスト出演した。 　東京芸大、同大学院を卒業。現在は大阪芸大の教授を務めながら世界を股にかけ、精力的に音楽活動をしている。バイオリンを持参した川井に、パーソナリティーの生島ヒロシ（73）が「バイオリンってのは、なんかちょっとよく分からないんですけど。いくらのバイオリンですか」と素朴な疑問。川井は「いくらなんでしょう。お借りしている楽器ですけどね。はい、ストラディバリウス。幸運なことにお借りできて」と笑顔を見せた。 　生島が「超高級なんですね。こういう高い楽器を扱う時ってのは気にするというか、ケアが大切なんですか」と尋ねると、川井は「意外ともう、そんな意識はないですね。自然にこう、気にする。なんて言うのかな、危険を察知するアンテナができてる」と答えた。 　生島が「街の中で楽器のケースを持っている方を見ると、これから演奏されるのかななんて思いながら見てるんですけど、でも比較的重くない方だからいいですよね」と言うと、川井は「そうですね。しかもこれ、300年以上前の楽器じゃないですか。なので、木が乾ききってすっごい軽いんですよ。実際持った時は身体の一部って感じですね」と話した。 　そのほか、最初は反対していた父親がクリスマスの日にバイオリンをサプライズでプレゼントしてくれたエピソードや、川井の「愛の挨拶」(エドワード・エルガー作曲)の生演奏に、生島が感動で涙ぐむひと幕も。 　クラシックの枠を超え和楽器との融合、文学とのコラボを生み出した「川井郁子withアンサンブル響(ひびき)」の音楽舞台「源氏がたり」は10月26、27日の2日間、東京・よみうり大手町ホールで開催される。 　川井は10日も出演する。