【県議会|一般質問】周産期医療について花角知事「医療圏ごとに集約」【新潟】
花角知事は9日の県議会一般質問で、今後の県内の周産期医療について「市町村単位ではなく医療圏ごとに集約する」との考えを示しました。 【動画】【県議会|一般質問】周産期医療について花角知事「医療圏ごとに集約」【新潟】 県立病院とJA県厚生連が運営する病院は巨額の赤字を抱えていて、再編を視野に協議しています。特に、出産に関わる周産期医療をめぐっては、JA県厚生連が運営する村上総合病院が来年春から出産の受け入れを休止します。 ■未来にいがた 土田竜吾県議 「収益ベースで考えれば、今回のような事例が今後も他地域で起こりうる。県全体として周産期医療の今後のあり方について知事の所見を伺う。」 ■花角英世知事 「市町村単位で分娩施設の確保を考えるのではなく、医療圏の中で分娩機能を一定程度集約するとともに、妊婦検診等の産前・産後の医療やケアはできるだけ身近な医療機関が担う。」 花角知事は、急速な少子化で出産が少なくなっていて「今の体制を維持するのは難しい」と強調し、医療再編が不可欠との考えを示しました。