【熊本競輪・GⅢ開設記念】2予12Rは脇本雄太―中川誠一郎のワンツー決着
<4日・熊本競輪・2日目> 2日目最終レースは、かつてのナショナルチームコンビのワンツーで決まった。2予12Rは近畿の脇本雄太に中川誠一郎―稲吉悠大の九州勢が付けるサプライズ番組が実現。レースは脇本が上がり10秒9の強烈な捲りを決めて、中川はピタリと続いた。 レースを終えた中川は時間をかけて、息を整えた後にインタビューへ。「ワッキー(脇本)と3、4年ぶりの連係と聞いて、俺らそんなに一緒に走っていなかったんだと(苦笑)。久々に体でトップを感じるのはいいですね。昔はこれを抜いていたのかと…。最後は外に外そうかと思ったが、心が折れました」。中川らしいユーモアを交えた表現で、戦友のスピードを語った。 対する脇本は快勝を収めたが、「もしかしたら誠ちゃん(中川)に抜かれるかもしれない」と逆転を覚悟したそう。話した時の表情はいつもより何だかうれしそうな様子だった。