【速報】小林製薬「紅麹問題」自主回収などの費用は「全容把握できず」原料仕入れの約170社に健康被害の有無を調査
小林製薬の「紅麹」を含むサプリメント摂取後に健康被害を訴えている問題で、会社側が29日に会見を開き原料供給などを行う企業に対して、調査票を配布し健康被害の有無などについて調査を行っていることを明らかにしました。そのうえで回収費用などについては「全容が把握できない」などと話しました。 【LIVE】小林製薬の社長が記者会見 何を語った? 小林製薬は、紅麹成分を含むサプリメントを摂取していた人が、5人が死亡、114人が入院するなどの健康被害が出ていることが明らかになっています。小林製薬はこうした健康被害の訴えを受けて「紅麹コレステヘルプ」など3商品の自主回収を発表しています。 小林製薬は他社向けに「紅麹原料」を日本国内と台湾の飲料・食品メーカーなど52社に供給していて、173の会社が原料を仕入れているということです。各社に対して商品の使用中止と、自主回収を呼び掛けています。 29日に開いた会見で、小林社長は原料を仕入れている173の会社に対して「現時点でも全て話ができているかどうか理解できていない、おそらくできていない」などと話しました。また、各社に対して健康被害の有無に関する調査票を配布し、集計を行っていることも明らかにしました。 各社に呼びかけている自主回収などの費用について小林社長は「回収すべく努力を続けているが、全容が把握できていないので、金額についても把握できていない」などとしました。