足立梨花が来年日本で初開催の「東京デフリンピック」でのデフテニス菰方里菜の活躍に期待
また眞田は「車いすテニスはコートの幅やネットの高さは健常者のものと一緒。2バウンドでの返球が認められている以外は一緒。車いすはサイドステップやジャンプができないので、常に前進しながらコート上を8の字を描くようにプレーするのが特徴。ラケットの操作もしなければいけなくてチェアもこがなければいけないので、走らせ続けているほうがラケット操作がしやすい。手を使わない状態で進んでいたほうがいいので、なるべく止まらないようにしている。1試合に15キロくらいは走る」などと車いすテニスを紹介した。 菰方は来年の東京デフリンピックについて「日本で初めて開催されるということで。私自身まだデフリンピックには出場したことがないので、まずはしっかり出場できる権利を取って、全種目で金メダルを獲れるように頑張っていきたい。そしてデフスポーツの魅力をみんなに知ってもらえるように選手みんなで頑張りたい」と決意を述べた。 眞田は「新しい世界を今日経験できたことがすごく貴重だったと思ったし、新しいツールに出会えて楽しかった。来年の東京デフリンピックは菰方選手の活躍を期待したいと思っているし、またこの東京大会が皆さんの新しい交流の場となって障がい者に対しての理解が深まるような大会になってほしいと期待している」と語った。
足立は「初めて知ることばかりだったので、すごく楽しいなと思ったのと、デフリンピックというものを知っていても実際に見たことがなかった私にとって東京で開催されるということは、一歩踏み出すチャンス。生で見られるチャンスはなかなかないと思うので、このタイミングでいろいろなことを知れてうれしかったし、菰方選手は同じ三重県出身で、そこでも親近感があるので、ぜひデフリンピックに出て活躍する姿を見てみたい」と菰方の活躍に期待をかけた。 また足立は「デフリンピックというものがあることは知ってはいたんですが、結局は見る機会があまりなかったり、海外での大会ということもあったりというのと…。皆さんがあんまり記事にしてくださらないので(笑)。もっと触れる機会があれば、もっと見る機会はあったのかなと思う場面は何カ所かあって。改めて今回、東京で開催されるということなので、生で見てみたいと思いましたし、2017年から温めてきた私に中にあるデフリンピックへの思いを弾けさせられれば」などとまだまだ少ないデフ競技やデフリンピックの記事の掲載や取材を呼び掛ける場面もあった。 東京2025デフリンピックは来年11月15日から26日に70~80カ国・地域が参加して開催される。