カナダ当局がWADAを調査 検体の扱いめぐる苦情受け
【AFP=時事】カナダのプライバシーコミッショナー事務局(OPC)は12日、世界反ドーピング機関(WADA)の生物学的サンプルの扱いに関する苦情が寄せられたことを受けて、WADAの調査を開始したと発表した。 字幕:ビデオグラフィック「ドーピングの技術」 苦情はWADAが個人情報を国際スポーツ団体に開示したというもの。情報は選手の性別に基づく適格性を本人の知らないところで、同意なく判断するために使用されたというが、詳細は明らかにされていない。 事務局は、サンプルから入手した情報をWADAがどのように収集、使用、開示しているかを調査し、その手順が国のプライバシー法に違反していないかを確認すると述べている。 WADAは広報を通じて、調査のことは把握していると話し、「適切な時期に立場を明確にする」とコメントしている。【翻訳編集】 AFPBB News