【憧れの浴衣ブランド「竺仙」】定番の白×紺からシックなグレー系まで。おすすめ新作浴衣
夏まつりに花火大会、ビアガーデン……。ワクワクする夏のイベント、今年は浴衣でお出かけしてみませんか? 今回は江戸時代から続く老舗の名店「竺仙(ちくせん)」の2024年新作浴衣から、おすすめのコーディネートをご紹介します。 【2024年浴衣】憧れの「竺仙」の浴衣。今年の新作の柄は? 「浴衣といえば竺仙」と称される竺仙は、きもの愛好者からの根強い人気を誇るブランド。天保13年の創業以来、180年以上ものあいだ江戸の美意識を引き継いできました。伝統的な技法を用いた浴衣は、いずれも粋で品の良さを感じるものばかりです。
竺仙 2024年新作浴衣 【一枚は欲しい、大人の白地浴衣】
いつの時代も人々を魅了してやまない、夏の夜に映える白地の浴衣。竺仙なら、大人にこそ似合う素敵な一枚ときっと出合えます。 今では浴衣の定番といえる綿コーマ生地ですが、浴衣にコーマ糸を使用したのは竺仙が始まりだそう。このようなところからも竺仙の歴史の深さを感じます。白地に配した紺色の流れるような植物柄は、凛としてしなやかな女性を想わせるよう。 上の2枚の写真のように、同じ白×紺の浴衣でもあわせる帯によって雰囲気がガラリと変わります。上側の写真は、オレンジの麻兵児帯をあわせて。こちらは麻(小千谷縮)のハリ感と落ち着いた風合いが雰囲気のある「大人の兵児帯」。帯結びの必要がなく蝶結びでも着こなしが完成するため、涼しく気楽に楽しめるのがポイントです。 下側の写真(青色系の帯)は伝統的工芸品、沖縄首里の道屯(ロートン)花織の半巾帯でワンランク上の着こなしに。手織りの帯で皺も気になりにくく、しなやかでありながらしっかりとした締め心地が最高の一品です。
赤を効かせたコーディネート
半襟をつければきもの風にも着こなせる綿絽(めんろ)素材の浴衣。絽目と呼ばれる隙間のある織り方が風の通りを良くし、見た目にも涼やかです。白地に赤の効いた浴衣は、まるでリップのように顔周りを明るく華やかに見せてくれます。リバーシブルの麻半幅帯も赤系であわせて。
【名古屋帯で「きもの風」の着こなしも】
木綿地のなかでも「綿紅梅」「綿絽」「奥州小紋」「松煙染小紋」、絹糸を用いた「絹紅梅」などの浴衣は、半襟に名古屋帯、足袋をあわせてきもの風の着こなしも。ホテルのレストランや観劇、コンサートなどへ行く街着としてお出かけの幅がぐっと広がります。