明らかな医療ミスなのに当初公表せず「もやもやした嫌な3年間」死亡した患者遺族が大阪公立大学医学部付属病院を提訴
■関係した医師や看護師は書類送検も現在も病院で勤務
家族の代理人弁護士によると医療事故の公表をめぐる訴訟は全国でも珍しいという。 遺族の代理人 酒井孝浩弁護士:この訴訟に至るまでにいろんな医療関係者にも協力いただいたりご意見いただいたが、やはり同じようなケースが起きないよう自分たちも気を付けたいという言葉はいただいているので、そういった意味ではいろんな影響を与えるものになるのかなとは考えている。 一方、病院側の対応を巡っては新たな動きも。鎮静剤を投与した麻酔科医と、術後の処置をした看護師3人は、先月、業務上過失致傷の疑いで書類送検された。 病院側は取材に対し… 病院側:4人は、現在も勤務しています。関係機関の捜査に全面的に協力し進展を見守りたいと存じます。 医療事故のみながらず病院側のその後の対応も患者家族の不信感を招いた今回のケース。医療事故の公表の在り方が問われる。 (関西テレビ「newsランナー」2024年11月25日放送)
関西テレビ
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