【辻発彦コラム】「これからの西武ナインには気迫あふれるプレーを発揮し続けることを期待します」
渡辺監督代行の下、中日との交流戦開幕カードは勝ち越した西武[写真=宮原和也]
【辻発彦のはっちゃんネル】 5月26日、西武は松井稼頭央監督の休養と、渡辺久信GMが監督代行としてチームを率いることを発表しました。その時点で15勝30敗の勝率.333で最下位に低迷し、新外国人のヘスス・アギラー選手、フランチー・コルデロ選手が日本の野球に対応できず、若手選手も伸び悩み、なかなか白星をつかむことができませんでした。 また、一昨年オフに森友哉選手(現オリックス)、昨年オフは山川穂高選手(現ソフトバンク)がFAで移籍し、主力野手が抜けた打線の穴を埋められなかったことも影響しました。 1試合の平均得点は2.62と得点力不足に苦しみ、投手陣は「1点くらい与えてもいい」というピッチングができていないようにも見え、「1点も与えられない」というピッチングになり、慎重にならざるを得なくなって球数が増えてしまい、その結果、中継ぎに負担がかかって終盤に逆転劇を演じられることにつながる悪循環に陥ってしまいました。 松井監督は難しいかじ取りを迫られたと思います。ただ・・・
本文:1,315文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール