佐藤二朗、『夏目アラタの結婚』出演決定 柳楽優弥との11回目の共演に「嬉しかった」
9月6日に全国ロードショーされる柳楽優弥主演映画『夏目アラタの結婚』に佐藤二郎が出演することが決定した。 【写真】場面カット 本作は、累計発行部数250万部を突破する乃木坂太郎による同名漫画を実写映画化する獄中サスペンス。『十二人の死にたい子どもたち』や『TRICK』シリーズ(テレビ朝日系)などを手がけてきた堤幸彦が監督を務める。 遺族から相談を受け、事件の真相を探るために死刑囚に結婚を申し込む主人公、夏目アラタ役で柳楽が主演を務め、物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役を黒島結菜が演じる。 新たに出演が発表された佐藤が演じるのは、死刑囚アイテムコレクターの藤田信吾役。品川真珠(黒島結菜)に面会に訪れる夏目アラタ(柳楽優弥)と、拘置所のロビーで知り合うことになる奇妙で怪しげな男だ。主演の柳楽とは『星になった少年』(2005年)を皮切りに、堤幸彦監督『包帯クラブ』(2007年)、実写版『銀魂』2作品、『今日から俺は!! 劇場版』(2020年)などで共演している。本作が11回目の共演となり、柳楽の20年を超えるキャリアの中で共演回数が最多となる。 佐藤の才能を見出した第一人者と言っても過言ではない堤が監督を務め、柳楽が主演を務めるという座組について、佐藤は「堤監督は僕がこの映像の世界に入るきっかけを作ってくれた人、恩人と言って良い人ですからね。堤さんからオファーを受けるのは嬉しい。プラス主演の柳楽優弥。本人から『一番共演回数が多いのが二朗さんなんです』と言われて、彼が十代の時から数え始めるとキリがないですが、すごいことだなと。率直に言ってとても好きな俳優なんです。なのでとても嬉しい気持ちでオファーを受けました。柳楽と久々に芝居ができて嬉しかったですね」と明かした。 今回演じた“死刑囚アイテムコレクター”という聞きなれないキャラクターについては「久々にエッジの効いた役なので、とても面白いなと思いました。その言葉だけ聞くと、ちょっと変わった人という括りにされそうですけれども、死刑囚のアイテムに惹かれる何かが、この藤田という人の中にあるんでしょうし、ただのふざけた人ではないと思っています」と説明。さらに「クセは強いのかもしれないし、ちょっと変わった趣味ではあるけれども、真剣に死刑囚のアイテムに惹かれている、恋焦がれている事が土台にないといけない。その事だけは忘れずに演じなければ、と常に思っていました」と独特なキャラクターの役作りについて語った。 そして主演の柳楽も、今回の佐藤との共演に大きな喜びを語っている。「やはり堤監督との関係性が深い方だと思いましたし、僕自身も最初は14歳のときにご一緒させていただいて、そこから20年近くたつのですが、お会いすると『いつもありがとうございます!』という気持ちになります」と語る。 さらに、「佐藤さんが作り出す唯一無二のキャラクターが好きですし、初めてご一緒させていただいた時から変わらない、独特な空気感、間合い、そしてご自身の人柄がとても魅力的だなと感じています。これからも色々な作品で、ご一緒させていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。
リアルサウンド編集部