福島県石川町発注の工事の入札をめぐり、収賄などの罪に問われていた前町長・塩田金次郎被告に、18日、有罪判決が言い渡されました。 【写真を見る】前石川町長・塩田金次郎被告に有罪判決　収賄などの罪　福島 判決を受けたのは、石川町の前町長・塩田金次郎被告です。 判決によりますと、塩田被告は町発注の工事の入札で、建設会社の取締役に設計額を漏らし、謝礼として9回にわたり、ビールなどを受け取りました。 18日の判決公判で、福島地裁郡山支部の下山洋司裁判長は、町長の立場を利用して特定の業者に便宜を図り、町民の町政に対する信頼を大きく損なった悪質な犯行と指摘しました。 一方で、被告が今後は公務に関わらないと誓うなどして反省の態度を示していることなどから、懲役2年6か月・執行猶予5年、追徴金42万円の有罪判決を言い渡しました（求刑は懲役2年6か月、追徴金42万円）。