「ひるおび!」出演の選挙コンサルタント、メーンビジュアルをボランティア「お断りします」
選挙コンサルタントの鈴鹿久美子氏が26日、TBS系「ひるおび!」にリモート出演。兵庫県の斎藤元彦知事の選挙戦に係わったPR会社代表のコラムに書かれた行為は「ボランティア」ではなく「仕事に見える」と発言。PR会社が行ったコピーなどの作成は、鈴鹿氏自身に依頼があっても「ボランティアと言われてもお引き受けしない」と述べた。 この日は、斎藤知事の選挙戦に係わったというPR会社代表がネットに発表したコラムを取り上げた。鈴鹿氏は、告示日以降にSNSの発信管理を責任を持って行うのは「ボランティアの域を超えている」と指摘。斎藤知事は「ボランティア」と言っているが、鈴鹿氏は「私からは仕事に見えます」と述べた。 鈴鹿氏はSNS発信は「大変すぎるのでお引き受けしない」といい、それをボランティアでやるのは「人数も必要ですし、専門的な知識も必要ですし、数多く上げていかないといけない。ボランティアでやってほしいと言っても引き受けられない大変なお仕事だと思っています」とも述べた。 PR会社代表はコラムで、斎藤知事のイメージ作り、コピーやメーンビジュアルについても詳細につづっているが、鈴鹿氏はこれらは「大事」だと訴え「ポスターの横に名前を何を書くかってこと、選挙にあまり行かない方が投票しようかな、掲示板を見たときに言葉が目に飛び込んでくるかどうか」「ものすごく考える」といい、しかも1人で考えれば偏りも出るため「チームで考えないといけない」という。 メーンビジュアルに使う色などについても、鈴鹿氏は、必ずカラー診断、骨格診断などをプロに依頼するといい、「ポスターの背景の色とネクタイとか、名前にどの色を使うのか、徹底的に議論して作るので一番大事なスタートライン。そこが決まってから服装を整えて、スタイリストに買い物を頼み、カメラマンと打ちあわせてスタジオを決めて、ポージングディレクターに来てもらって…」と細かい仕事が山のようにあるといい「ここに一番時間がかかる。これをボランティアでやるっていうのは、私は絶対にできない。お断りします」と話していた。