習志野市制70周年祝い式典 新ご当地キャラも“飛来”
習志野市制施行70周年を祝う記念式典が26日、東京ベイ幕張ホール(千葉市美浜区)で開かれ、市民ら約1200人が出席した。習志野市は市政の発展に貢献したとして、特別功労者848人と特別功労82団体を表彰。ご当地キャラクター「ナラシド♪」の友だちキャラ「ソラシノ●」がお披露目されたほか、習志野高校吹奏楽部が記念演奏で会場を盛り上げた。 習志野市は1954(昭和29)年8月1日、旧津田沼町と千葉市の一部が合併して誕生。市名は江戸幕府直轄の牧場が陸軍練兵場になった際、明治天皇が「習志野原」と命名したことに由来する。市内は鉄道や道路の交通網が発達し、都心への利便性の高さから人口が増加。発足当初の約3万人に対して、現在は17万5千人を超えた。
式典では、特別功労としてパリ五輪の体操男子団体で金メダルを獲得した同高出身の萱和磨さんや、男子陸上100メートルで日本中学新記録を樹立した市立第四中学校3年の小寺慎之助さんらも表彰。宮本泰介市長は式辞で「受け継がれた市の豊かさをオーケストラのような調和の響きで未来につなげ、誰もが健康で心豊かに暮らすことができる市に進んでいく」と誓った。 「美爆音」で人気の同高吹奏楽部は冒頭でおなじみの「レッツゴー習志野」を演奏するなど、華やかな音色で70周年に花を添えた。 この日会場に“飛来”した「ソラシノ●」の名前や色合いは公募で決定。市内外から940票の応募があり「ソラシノ」は41票を集めた。色合いはピンクが最多の242票だった。また、同高美術部がデザインしたマンホールのふたも紹介された。 ●=16分音符(♪のひげが2本)