半世紀にわたって愛されてきた秋田のうどん・そば自動販売機が絵本に…「ぽんこつじはんき」
作中では取材を基に、自販機が家族連れやカップル、トラック運転手など、多くの人の憩いの場となっている様子を描いた。タイトルの「ぽんこつ」という言葉は、故障が多いことを理解した上で、多くの人に愛されていることを表現したという。
絵本には、50年以上にわたって自販機を管理する佐原澄夫さん(73)も、トレードマークの青いジャンパー姿で登場する。
佐原さんも「ぽんこつ」という言葉に好意的といい、「正直、いつまで動くか分からない。絵本として自販機が残り続けてくれることがうれしい。自販機を愛してくれる多くの人に感謝したい」と笑顔を見せた。
由美村さんは「このレトロな自販機は、都会にはない魅力的な場所。『秋田にこんな場所があるんだよ』ということを全国の人に知ってほしい」と話した。
「ぼくは ぽんこつ じはんき」(税込み1540円)は、全国の書店やネットで購入できる。