岸田内閣の支持率は3ヶ月連続で最低記録を更新、約22%に 12月世論調査まとめ
12月中に行われ、有効回答数や回答を公開している報道機関9社、および選挙ドットコムの世論調査の結果をまとめ、比較しました。なお、各社の調査日や手法は異なるため、あくまでも参考値としてご覧ください。
岸田内閣の支持率は約22%に、個別の調査では10%台も
12月の調査では、岸田内閣の支持率は先月より低下を見せました。全体としては約25.7%から、約22.0%になっています。2023年10月の調査から、3ヶ月連続の最低記録の更新となりました。 個別の調査においても、そのほとんどで支持率は低下する形となりました。前回の調査から支持率が上昇したのは読売新聞・日本テレビの調査で、11月17-19日の調査より1.0%上昇の25.0%になっています。それ以外の調査はすべて支持率が低下しており、もっとも支持率が低下した共同通信、およびNHKの調査では、それぞれ前回より6.0ポイント低下の22.3%、29.0%になりました(共同通信の前回調査は11月3-5日、NHKは11月10-12日)。また、毎日新聞(16.0%)、時事通信(17.1%)、選挙ドットコム(17.5%)と3つの調査で内閣支持率が2割を下回っており、各社の調査で支持率が2割を下回るのは、岸田内閣の発足以来はじめてのこととなります。 内閣不支持率は、対照的に前回の調査から上昇を見せました。全体としては約59.6%から、約64.5%になっています。2023年10月以来、3ヶ月連続で最高記録の更新となりました。 個別の調査においても、そのほとんどで不支持率は上昇しています。もっとも上昇の幅が大きかったのは選挙ドットコムの調査で、11月11-12日の調査より12.0ポイント上昇の60.8%になりました。次いで上昇の幅が大きかったのは共同通信の調査で、前回より8.7ポイント上昇の65.4%になっています。また、唯一不支持率が低下したJNN(TBSテレビ)の調査では、11月4-5日の調査より0.4ポイント低下の68.0%になりました。 ※なお、毎日新聞・社会調査研究センターの調査における内閣不支持率は79.0%でしたが、これは毎日新聞が世論調査における内閣支持率の調査を開始した1947年7月以来、もっとも高い数値となっています。