【弥生賞】ホープフルSでレガレイラより濃い内容のシンエンペラーが本命 穴はエコロレイズ
穴馬は前々走で変わり身を見せたエコロレイズ
6月東京の新馬戦で9着、次走の9月中山の未勝利戦を2戦して2、3着。未勝利クラスで上位の存在であることは確かだが、指数面はそこまで優秀ではなかった。しかし、9月からひと息入れた前々走では馬体重12kg増が示すように、ふっくらとした、成長を感じさせる馬体で出走。ここで変わり身を見せた。 前々走は10番枠から好スタートを決めて好位外目を追走。3~4角で前を行く馬がバテ始めるなか、外からスッと動いて4角で先頭列に並びかけた。直線序盤で先頭に立って後続との差を広げたが、最後にタンゴバイラリンに詰め寄られてクビ差。しかし、3、4着馬に7馬身差をつけての勝利だった。 このレースは走破タイムが優秀な緩みない流れで、疲れが残りやすい一戦だった。また、前走の1勝クラスも緩みのない好タイム決着で、好位の直後から捲り気味に上がって、最後の直線では一旦先頭の競馬。外から進路をカットされる不利もあって4着に沈んだが、負けて強しだった。近2走で緩みない競馬を経験したことが、重賞の舞台で生かされそう。ペースが上がらない展開で早めに仕掛けての一発がありそうだ。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)シンエンペラーの前走指数「-15」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも1.5秒速い ●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート ●能力値=(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3 ●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数 能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補 ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ