【南海キャンペーンズ】山里、コンビ20周年も「本当に『こっから』」 賞レースへの意欲も
お笑いコンビ・南海キャンディーズが、22日から24日の3日間にわたって、東京・本多劇場で3つの新企画ライブ『南海キャンペーンズ』を実施。最終日となる3日目は『南海キャンディーズの日~南海キャンディーズ単独ライブ~』と題して、2人そろって“2回目の単独ライブ”で魅了し、3日間の壮大な“キャンペーン”を締めくくった。ライブ後に2人が囲み取材に応じた。 【イベント写真】憧れの古舘、和牛・水田…豪華ゲストと即興漫才に挑んだ山里亮太 初日の22日は『山崎静代の日~人吸い~』で、しずちゃん、シソンヌ・じろう、吉住、鄭亜美、蛙亭・中野が躍動した。2日目となる23日は『山里亮太の日~まんざいこわい~』で、サプライズゲストの古舘伊知郎、和牛・水田信二、あの、爆笑問題・太田光と即興漫才に挑戦した。当初は生配信のみとされていたが、3日間のアーカイブ配信も決定した。 ■憧れだった“しゃべくり漫才”2時間超「20年で一番うれしい」 しずちゃんは山里の無茶振りに本音 ――3日目の漫才では「段取り決めず、長い漫才1本っていうのとは無縁だと思っていた」と話されていましたが、2時間以上やり終わった瞬間どんな気持ちになっていましたか? 山里亮太 まず、こっち(しずちゃん)から聞いてもらっていいですか?それ次第だと(笑)。 しずちゃん ちょっと間違えた部分もあったけど、そういうのも全部吹っ飛ぶぐらい、吹っ飛んじゃいましたね、あのあったかさで。本当に感謝だけしかないですね。 山里 ちょっと?吹っ飛ぶ? 山里 僕は正直憧れていたものをかなえる、夢をかなえるのを、すごくサポートしてもらった感じが。南海キャンディーズ組んだ時から捨てていた「しゃべくり」というものを、20年経って初めてやること、挑戦することができて。しかもそれがこの時間できたっていうのは、それはもちろん、出来・不出来はあると思うんですけど。しゃべくりでもっとすごい人たちいっぱいいるし。でも2時間以上、お客さんがいてくれて、最後拍手くれる。そこにたどり着くまでが、まだレベルは低いかもしれないけど、しゃべくりだったっていうのが、なんか20年やってきた中で一番うれしい。『M-1』2004の決勝決まって、あの時よりもうれしいかもしれないです。 ――予定よりも延びた理由? 山里 正直、ネタ合わせでめちゃくちゃ隠していたんです。ネタ合わせをすると(しずちゃんが)覚えたネタをやってしまうことがあるので、急に全部言ったんです。急にボケ増やしたりとか。わかりやすい無茶振りもあったんですけど、ああいうのをふんだんに入れていこうって自分で思ったんです。お客さんがあったかいし、あとこっち(しずちゃん)だけパートが、けっこうウケているから、腹立ってその数めっちゃ増やしたんですよ(笑)。なんかちょっとこっちの方がウケているって、南海キャンディーズとしてよくないなと思って。ちょっと何回か滑らせてやろうと思って、それもホームランを打ちやがったから、困ったなと思って、それで滑るまでずっと振っていたら、ウケてウケて時間が延びちゃった。さっさとスベればよかったのに。 ――山里から急に振られるドキドキ感? 怖いですね(笑)。そういうことを山ちゃんがやってくることがあるから、何かあるのかなとか思ったりもしたけど、想像を超える振り方をもっともっときたんで。えぇって、ほんまにどうしようって、逃げ出したいって思いました。あたふたしました。