【南海キャンペーンズ】山里、コンビ20周年も「本当に『こっから』」 賞レースへの意欲も
■賞レース「戦いに行かなきゃいけない」 本当に「こっから」のスタート
――賞レースへの意欲についても話されていましたが? 山里 やっぱりやるからには、僕らも挑戦をし続けないといけないなと思います。きょうのネタはみんな優しいから受け入れてくれたし。やっていいんだという許可もらったので、本当だったら単独でやるべきようなことを、ちゃんと精進してやって、戦いに行かなきゃいけないなと思っているという感じですね。何の賞かは、わからないですけども。 ――山里さんはきのう4人と漫才をやられて、下北沢という場所でいえば、若林さんとの漫才… 山里 あ、伝説のタウンホールですね。 ――いろんな相方さんとの漫才を経て、やっぱりしずちゃんだなと思った部分はどこですか? 山里 本妻と言いますかね。若ちゃんともすっげー楽しく漫才やって、きのうの4人ともめちゃくちゃ楽しく漫才やったんですけど、でもそこで出してない自分が結局いたんで。僕が主体で、僕が無茶振りをしたりとかって、けっこうないんですよ。基本的に翻弄されまくってるんで。すごい天才たちに翻弄されまくって、食らいつくっていうスタイルでずっとやってきているので。でもその中で、僕が振り回してるっていう、その振り回した時の姿が、時には本当に素晴らしかったり、時には本当に豪快に転んだりとか。それでなんか楽しめるっていうのは、南海キャンディーズでしかないなと思いました。 ――きょうの漫才の中で「普通のおじさんとおばさんでしゃべってもいいじゃない」というような話も出ましたが、それが今後のスタイルに? 山里 ネタももちろん作らなきゃいけないから、作りますし。ルミネとか出させてもらっているんで。ネタもやるし。でも、なんかこうお互いの近況であったりとか、それをセンターマイクの前でしゃべるだけ。もしくは、本当に武器なく、何の打ち合わせもなくバーンってきて、30分くらいしゃべるみたいなのが、できるようになれたらなとは。なんか憧れていて、目指せるところじゃないと思っていたけど、目指せるんだって思えた20年のきょうだったんで。それも同時進行でやっていきたいなと思います。 ――山里さんへの思い? しずちゃん フリーでしゃべるとかも本当になかったし。山ちゃんが、いろんな人と漫才をしているのも知っていたので、私よりもそっちの方が楽しいんかなと思ったりもして。自分はそんなに語彙力がないとか、そういうことで、なんかどうなんかなって、ちょっとこう…自分はどうなのって思ったりもしてたけど。きょう楽しくできたので、本当に次につながるきっかけをちょっとでも挑戦できたかなっていうのは、本当に皆さんのおかげで、ありがたいなと思っています。 ――山里の無茶振りに楽しさは感じていた? しずちゃん 全然楽しくない(笑)。とにかく焦ってる。もうどうしよう、どうしよう、えっと、えっとって頭の中でどうしようってなっている。でもそれが、なんかもしウケたら楽しいです(笑)。滑ったら、嫌です。 山里 そりゃ、みんなそうよ。 ――芸人として、方向性が見つかった3日間になった? 山里 方向性というか、どこを頑張らなきゃいけないかというか。決意表明みたいなのもあったので、まだまだ「こっから」ということで、頑張らなきゃなって。本当に「こっから」だなって思わせてくれたので、相方が(笑)。「こっから」頑張っていきたいなと思います。 ――いいコンビだってことですね? 山里 そういうことです!まだ課題はあったか、20年やって…っていう。