本田真凜、引退発表から7ヵ月「私だから聞けることもある」スポーツ取材に充実感 演技の仕事にも意欲
◆子どものころから知っている共演陣は「ホーム」のような安心感
――前回ご出演の皆さんがそろって今回もご出演ですね。 本田:みんな本当に仲が良くて! 子どものころから知っていますし、クロコダイル(無良)は10何年前から知っていて、よくリンクから駅まで送ってもらったり(笑)。昨年の本番で特効の煙が目に入ってしまったことがあったのですが、裏で「目にしみる」と言っていたら、クロコダイル(無良)が目薬を買って来てくれたこともありました。いつもそんな優しい人なのに、ショーでは悪役。絶対に勝つ!という気持ちで演じなければいけない切り替えが、最初のころは少し苦労しました。 ――本当にチームワークが良さそうですね! 本田:みんなが120%の力で演技しているところがすごくいいなって思いますし、全員『ワンピース・オン・アイス』をより良いものにしたいと気持ちが1つになっています。「ここはもう少しこうしたほうがいいんじゃないか」とかも言い合えますし、このメンバーだからこそ安心できる、ホームみたいな感覚がありますね。 ――昨年は現役選手としての出演、今年はプロフィギュアスケーターとしての出演となります。心境的に違いはありますか? 本田:昨年は試合に近い時期の上演だったので、朝の練習はジャンプの練習をしたり、やっぱり選手としては試合が近づいているという焦りもありました。稽古中も朝は自分の練習をするというのが基本だったんですけど、今年は『ワンピース・オン・アイス』に全振りできると思うので、そこは自分の中でも100%毎日注ぎ込めるとすごく楽しみですね。 ――昨年と違って、今回はこんなビビを見せたいという思いはありますか? 本田:本当に涙を流して演技をしたいです。怒っているところからすぐに切り替えて急に泣くシーンになったりするので難しくて…。昨年は体や表情では表現できていたんですけど、ウルウルぐらいまでしかできなくて。それを今年は近くから見ていても遠くから見ても表現できているように、お芝居に近いような演技ができればいいなと思ってます。