９日から１０日に大分市などで開かれた全国豊かな海づくり大会のため、天皇皇后両陛下が来県されました。 ２０２４年で４３回目となる全国豊かな海づくり大会。 大分県内で開催されるのは１９８１年の第１回大会以来でした。 天皇皇后両陛下は９日の正午ごろ、大分空港に到着されたあと、国東市で緑色のＬＥＤを使ってマコガレイの稚魚を育てる施設を視察されました。 その後、大分市内で豊かな海づくり大会の絵画や書道で入賞した小中学生らと懇談し、「これからも絵をたくさん描いて下さいね」などと声を掛けられていました。 また、１０日は大分市で式典が開かれ、天皇陛下がお言葉を述べられました。 （天皇陛下） 「全国各地において取り組まれてきた豊かな海づくりの活動に、皆さんの英知と努力を再び結集し、更に発展させていくことを期待します」 その後、別府港に移動され、漁船のパレードによる歓迎行事をご覧になり、マコガレイとマダイの稚魚を放流されました。 両陛下がそろって大分に来県されるのは即位されてからは初めてで、１０日午後６時前に大分空港から東京へと帰路へつかれました。