『Eye Love You』テオは侑里の能力にいつから気付いていた? “テオラッコ説”も浮上
いよいよクライマックスに向けて盛り上がりを見せる『Eye Love You』(TBS系)。第8話では、テオ(チェ・ジョンヒョプ)が侑里(二階堂ふみ)のテレパスの能力を知っていたことが発覚した。では、テオはどのタイミングで侑里の秘密を知ったのだろうか。そして絵本のラストに待ち受けているものは……。本稿では、ここにきてさらに謎が深まる絵本とテオ、そして侑里の関係について振り返っていきたい。 【写真】“テレパスの能力者”特有の仕草をする二階堂ふみ そもそもテオは、侑里との関係の以前からテレパスについて知っていた。それは幼いころに「ヌナ(お姉さん)」と呼ぶ女性(のちに韓国の投資家ミン・ハナ(玄理)と判明)から絵本を読んでもらっていたからだ。さらにテオが読んでいた絵本の内容は、“目を見ている間だけ相手の心の声が聞こえる”というテレパスの力を持った少女の話。少女は心優しき少年と出会いたくさんの愛をもらうが、やがて2人を数々の不幸が襲う。しかもこの不幸はテレパスを持った少女の宿命だというのだ。まるで侑里とテオの関係を暗示するかのような絵本に、侑里も困惑する。 しかし、テオが侑里の能力について知っていたと明かしたのは第8話。だがこれまでにも侑里のテレパスがテオにバレそうな場面はあった。侑里はテオと会った早い段階から何度かテオの心の声につられて返事をしてしまっている。さらに第4話で2人が食事をした時に、侑里はテオの心の声(韓国語)に反応し“左手を左耳の辺りに添える仕草”をする。この仕草はテレパスの能力者特有のものであり、絵本の中の少女やハナも同じポーズをしていた。 侑里が何度かテオの前で見せていた仕草に、このとき初めてテオは不思議そうな顔をする。さらにその後、侑里がテオにバレンタインのチョコレートを渡したときにテオは心の中で「侑里さん」と話しかける。このとき侑里が再びテレパス特有の仕草を見せることで、テオに絵本の記憶がよみがえり、テレパス能力と侑里の仕草がリンクしたのではないだろうか。恐らくテオはこのタイミングで侑里の秘密に気づいたのだろう。 ●絵本のカメが亀井だったことなどから、“テオラッコ説”が浮上 改めてテオの様子を振り返っていくと、第5話でテオが侑里にキスをし、心の中で「サランヘ」と語りかけた後に日本語で「愛してる」と言い直したのは、すでに侑里のすべてを理解したうえで愛し続けようという覚悟を決めていたからではないか。テオの侑里への思いに、改めて胸を打たれた。 だが2人がこれだけ愛し合っていようとも、第8話からの展開は容赦がない。絵本の内容をなぞるような不幸が次々と起こったのだ。しかも絵本の結末には乗り越えがたいような試練が残されている様子。実際、まるでテレパス能力と引き換えのように侑里の“大切”な父親・誠(立川志らく)が声を失っていることもあり、ここから予想できる絵本のラストは「少女が心の声を聴くことができる代わりに、“大切な少年の声”が奪われる」というものになる可能性もある。これは侑里にとって、父親と同じくらい大切な存在であるテオが声を失うことに繋がると考えると、飯山(杉本哲太)でなくとも深刻な気分になってしまう。 SNSでは多くの視聴者が2人のことを心配するあまり、「テオラッコ説」まで飛び出している。元々ラッコが大好きなテオだが、ここにきて“ラッコは蟹が好き”なことに対し“テオもカニまんが好き”だと発覚。絵本のカメが亀井(ゴリけん)だったことから、ラッコがテオである可能性も捨てきれない。いよいよ最終話直前となる『Eye Love You』。どんな試練があったとしても、最後はとびっきり幸せな2人の笑顔が見られることを祈りながら見守りたい。
Nana Numoto