「幸せなサッカー人生だった」 愛媛FC 森脇良太選手が引退会見 20年間のJリーグ人生にピリオド
J2愛媛FCの森脇良太選手が12日現役引退会見を開き、「幸せなサッカー人生だった」と20年間のプロ生活を締めくくりました。 引退会見に臨んだ愛媛FCの森脇良太選手38歳。 プロ生活20年間にピリオドを打ちました。 森脇良太選手 「サンフレッチェ広島でプロキャリアをスタートさせてもらい、浦和レッズ、京都サンガFC、そして愛媛FCでプレーさせてもらった自分は、ものすごく幸せなサッカー人生だったなと思っています」 広島県出身の森脇選手はプロ2年目の2006年、J1広島からJ2昇格1年目の愛媛FCに期限付き移籍。1万人が詰めかけた開幕戦でチームとともにJデビューを果たしました。そして攻撃的な右サイドバックとして第4節札幌戦でJ初ゴールを決めると、第6節四国ダービー徳島戦では決勝ゴールを決めて一躍、時の人に。 さらに敵地での徳島戦でもゴールを決めるなど、“ダービー男"森脇選手はデビュー2年間でリーグ戦79試合4ゴールと「明るすぎる」キャラクターとともにプロとしての礎を築きました。 するとその後は広島、浦和、京都でプレーし、Jリーガーの主要タイトルを全て獲得すると、去年、愛媛でJ3でも優勝。 まさに「タイトルに愛された男」として20年間のプロ生活を駆け抜けました。 「愛媛FCではやはりJ3に落ちた時、去年ですけど、みんなで戦ってJ3のチャンピオンになってまたJ2の舞台に戻ることができた今治戦というのが、自分の中では特別な瞬間ではありました」 そして今後の夢について森脇選手はー。 「Jリーグの監督になりたい、またそれから日本代表の監督を目指したいですし、海外で活躍する監督を目指したいなと思っています。僕自身、選手時代にJリーガーとして取れるタイトルを全て取らせてもらったが、監督としても取れるタイトルを全て勝ち取りたいなと」 また12日は広島や浦和時代のチームメイト、元日本代表の槙野智章さんもサプライズで駆けつけ、森脇選手に花束を贈り20年間のプロ生活をねぎらいました。第2のサッカー人生に歩み始める森脇選手、来年は、愛媛FCのポジティブエナジャイザーとしても活動する予定です。