高級イチジク「黒蜜姫」出荷 JAはくい、11月まで
JAはくいは28日、黒蜜姫(くろみつひめ)の愛称で知られる宝達志水町特産の高級黒イチジク「ビオレソリエス」を今季初めて出荷した。同町北川尻の押水青果物集荷場には300グラム入りパック24個が集められ、金沢市中央卸売市場に運ばれた。 黒蜜姫は果皮が黒く、果肉は紅色で、糖度18~20度の甘さと適度な酸味が特徴。町内では11軒が栽培している。出荷は9月下旬~10月上旬をピークに11月上旬まで続く。猛暑の影響で水管理に苦労したというが、今年の出荷目標は昨年の出荷量を約1トン上回る4・2トンとした。 同JA押水いちじく部会の松浦尚輝部会長(68)は「冷蔵庫に1~2日間入れると酸味が取れ甘みが増す。生食だけでなくケーキやフランス料理にも使える」と話した。