梅雨入り前に“夏本番”のような暑さ…鳥取市は今季初の真夏日 特産スイカと名物ソフトで涼を感じて
山陰中央テレビ
11日の山陰地方はより一段と日ざしと暑さが厳しくなりました。鳥取市では2024年になって初めて最高気温が30℃を超え、真夏日となりました。そのほかの各地も真夏のような暑さとなった中、鳥取特産の「スイカ」で涼を求める人もいました。 杉谷紡生記者: 「今シーズン初めての真夏日となった鳥取市。風があまり吹いておらず、ムシムシと暑く感じます」 山陰地方は高気圧に覆われて晴れて朝から気温が上がり、鳥取市は午前のうちに30℃を超えました。最高気温は31.6℃を記録し、2024年では初めての真夏日となりました。そのほか米子で31.5℃、島根県の川本や津和野で31.3℃など、あわせて9つの地点で真夏日を記録。各地で7月並みの暑さでした。 こうした中、鳥取県北栄町では、特産「大栄西瓜(すいか)」が初出荷されました。初出荷式におとずれた園児も、「シャリシャリしておいしい」と満足そうにほおばっていました。鳥取から連日のようにスイカの話題が届く中で、北栄町は鳥取県内最大、全国でも屈指の産地で、190戸あまりの農家が栽培に取り組んでいます。24年の出来は、近年に無いほどの甘さになったということで、これから暑さが厳しくなるシーズンに、みずみずしいスイカを存分に味わってほしいと、自信を持って各地に送り出します。 JA鳥取中央・大栄西瓜組合協議会・村岡高志会長: スイカは栄養がありますし、夏に向かって水分補給としてもたくさんの方に食べていただいたい。 大栄西瓜の出荷は7月中旬まで続く見込みで、約24億円の売上を目指しています。 また特産のスイカを使ったスイーツで涼を得る人も…。道の駅・大栄で人気を呼んでいるのが、「スイカソフトクリーム」です。 お台場観光・永田一彦さん: スイカの時期に、スイカソフトを食べたいという声が多いです。 暑さが増せば増すほど、買い求めるお客さんも増えてくるということです。 様々な形で暑さをしのぎたい所ですが、山陰両県では14日まで概ね晴れて、最高気温が30℃を超える所が多い見込みです。梅雨入り前にやってきた厳しい暑さ…熱中症対策が必要です。
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