2歳新馬を制したエルマーゴとトム・マーカンド騎手（2024年11月16日撮影）

　現在、短期免許で来日中のマーカンド騎手。先週に東京で行われた新馬戦では、16日土曜4R1着（エルマーゴ）、同5R2着（キアラメンテ）、17日日曜4R1着（レイクストライプス）、同5R2着（ダノンピクチャー）と完全連対でしたね。豪快に追う騎乗フォームで、デビュー戦を迎えた若駒たちに刺激を与え、好走に導いています。 　マーカンド騎手は、今週の新馬戦では23日土曜東京ダート1400メートルに出走予定のヘニーガイスト（牡、父ヘニーヒューズ）に騎乗します。前述したエルマーゴと同じ加藤征厩舎。先週13日の追い切りでどちらの馬にも騎乗していて、依頼した加藤征師が言うには、「エルマーゴの方は当週に使う予定でしたので、進んだ稽古をしていてマーカンド騎手の評価も高かったですよ」とのこと。そして1週前追い切りのヘニーガイストについても「1週先の分、十分すぎるくらい乗り込んでいたエルマーゴに比べたらという感じでしたが、良くなるという感触をつかんでくれました」と話しています。さらに師は「ヘニーガイストのお母さんも短距離でした。稽古での進み具合や前進気勢を考えても短い距離はいいと思います。スピードも十分にありそう」と適性についても評価しています。 　そこから話題はマーカンド騎手に。師は「昨年の東京ダート1400メートルで、キミハスコールに乗ってもらって勝ってくれた。広いコースで追うと本当に上手だと思います」。今回の新馬も同舞台。マーカンド騎手と加藤征師のコンビに注目です。【舟元祐二】