「お金より勝利だ！」大谷翔平の“去就”を巡りメジャー通算214勝右腕シャーザーが持論。偉才のFA加入を大歓迎
途中加入したレンジャーズでWS制覇に貢献
ロサンゼルス・エンジェルスからフリーエージェント（FA）となった大谷翔平には、超大物投手も熱い視線を注いでいる。 今年9月に右肘手術を受け、シーズン最後の25試合を欠場しながらも、44発で日本人初のホームラン王に輝いた大谷。現地11月16日には、全米野球記者協会（BBWAA）会員によるア・リーグMVPが発表され、記者30人全員の1位票を独占した二刀流スターは、メジャー史上初となる2度目の「満票受賞」を果たした。 【動画】MLB公式が厳選！2度目の「満場一致」MVP大谷翔平の珠玉プレー集 そんな偉才の去就について今回コメントしているのが、人気ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演したテキサス・レンジャーズのマックス・シャーザーだ。現地20日、同番組の公式X（旧ツイッター）が投稿した動画には、大谷へのメッセージを求められ、笑顔でそれに応じたシャーザーの姿が収められている。 過去サイ・ヤング賞を3度受賞し、メジャー通算214勝を挙げている39歳はまず、「お金は素晴らしいけど、勝つのはもっといいことだ」と言及。今季ニューヨーク・メッツから、シーズン途中にレンジャーズにトレード加入した右腕は、球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献しており、「勝ちたければ、お金よりもその方（勝利）がいい。約束する」とシンプルに付け加えていた。 これには、現地からも反応が続々。米スポーツサイト『Bleacher Report』が「レンジャーズはワールドシリーズ王者に君臨しており、これはどんなFA選手に対しても売り込み文句となるだろう。オオタニを含めて」と報じ、米誌『Sports Illustrated』は、「これが強力なセールスポイントになるかもしれない」と指摘している。 現在、ロサンゼルス・ドジャースが移籍先の最有力候補だと盛んに報じられている大谷。現代のメジャー最高右腕から思わぬ歓迎の言葉をもらった偉才のレンジャーズ入りの可能性はあるのか。稀代のスーパースターの決断が待たれる。 構成●THE DIGEST編集部
