西武・源田壮亮が大分商後輩からチーム初安打 前夜の涙こらえた敗戦から一夜明け 主将の意地
◆日本生命セ・パ交流戦 西武―広島(12日、ベルーナドーム) 前日11日に悔し涙をこらえた西武の源田壮亮が3試合ぶりの安打を放った。 ■ヘッスラで試合終了、動けない源田を助けに向かったのは…【動画】 2回2死一塁の第1打席、大分商高の後輩にあたる広島右腕の森下暢仁が投じた147キロ直球を中前に運び、チーム初安打。一塁ベース上で力強く手をたたいた。 源田は11日の広島戦で1点を追う9回2死二塁、執念のヘッドスライディングも実らず一ゴロに倒れた。そのままうずくまり、涙をこらえる姿がファンの胸を打った。53年ぶりに同一シーズンで2度目の8連敗を喫し、試合後は「こういう状況も全部僕の責任。(先発)今井にもチームのみんなにも、ファンの方にも申し訳ない」と責任を負い「応援してくださった方のために勝ちたい」と決意していた。 2回の攻撃は直後に古賀悠斗が空振り三振に倒れたため先制点を挙げられなかったが、源田が主将の意地と覚悟をバットに込めた。
西日本新聞社