ラツィオ、鎌田とポジション争った2選手を今夏に売却?「退団すると考えるのが自然」と伊紙
ラツィオが今夏の移籍市場において、MFルイス・アルベルトとMFマテオ・ゲンドゥージを売却する見込みであると、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が14日、伝えている。 今シーズン、マウリツィオ・サッリ前体制下のラツィオで中盤の主力だったルイス・アルベルトとゲンドゥージ。インサイドハーフのポジションを巡って鎌田大地の強力なライバルだった2人が今夏、売りに出される可能性が囁かれている。 10番を背負うスペイン人MFは、サッリ指揮下においても采配に不満を示すなどしていたが、指揮官がイゴール・トゥードルへと交代した後も、突然、試合後のインタビューで退団宣言をするなど、その振る舞いが問題視されてきた。一方のゲンドゥージは、マルセイユ時代に遡るクロアチア人指揮官との確執が「ローマでの再会で悪化した」ことが伝えられている。 「節度や妥協といったタイプではない」トゥードルの下で、「2つの問題は解消できなくなっている」とイタリア紙は指摘。「トゥードルが指揮を執る限り、両者が退団すると考えるのは自然だ。2人はどちらも放出不可ではなく、両者共に売却可能だ。ラツィオは、オファーに耳を傾け、条件次第で2人を放出するだろう」との見通しを示した。 なお、売却価格は31歳のルイス・アルベルトが1500万ユーロ(約25億円)、25歳のゲンドゥージが3000万ユーロ(約50億円)程度とされており、「新たな投資を保証する資金になる」とみられる。ただ「イル・マーゴ(魔法使いの意味でルイスの愛称)とゲンドゥージを失うことで、技術的な穴が生じることになる」との懸念も示している。