ガンダムが宇宙から五輪を応援 衛星完成会見(全文3完)20年4月にISSから衛星放出
ONE TEAMの思いが宇宙に届く
司会:初公開となりました、本プロジェクトのキームービーをご覧いただきましたが、ゲストの山崎さん、いかがでしたでしょうか。 山崎:いや、感動しましたね。私もSUGIZOさんと一緒でファーストガンダムをリアルタイムで、すごく好きで。今だと子供たちと一緒にまた見直したり、「THE ORIGIN」などをまた見たりしている中で、こうして本当にガンダムとシャアザクが宇宙に行くんだなと、ますますあの2人が宇宙空間でどんな会話をするんだろうという、先ほどの傍受計画もありましたけれども、ちょっと楽しみが深まりました。 われわれ国際宇宙ステーションで実験をしたり、こうした映像を放出したりするときも一緒ですけれども、常にこの1つ1つの機器、実験の裏にあるたくさんの方々、研究者の方、関係者の方、いろんな方の顔を思い浮かべたり、その思いを感じながら実験をするんですね。今回もこのONE TEAMの思いが本当に宇宙に届くんだなと思うととてもうれしいです。 司会:ありがとうございます。では、SUGIZOさん、いかがでしたでしょうか。 SUGIZO:考えてみたらONE TEAMってどんずばの名前でしたね、このタイミングで。やはり1つになる、Oneness、40年前は戦っていたあの2人が、以前は戦っていた例えば国々、宗教や国境や文化、あらゆるものを超えて宇宙にひとたび僕らが出たら、地球市民として1つなんだなということをこの映像からもすごく感じましたし、その感覚とオリンピック・パラリンピックが結び付いたっていうことは、まず感動なしにはやっぱり見られませんね。
今後のスケジュール
司会:どうもありがとうございます。さて、打ち上げ、そしてメッセージの発信と、オリンピック・パラリンピックに向けても期待が高まるばかりですが、ここで今後のスケジュールについてご説明させていただきます。 現在、JAXA筑波に引き渡し準備中の「G-SATELLITE」は2020年3月中旬、補給船SpaceXに積み込み、ISSへ打ち上げます。そして2020年4月、ISSから「G-SATELLITE」を放出、2020年5月上旬、富野監督描き下ろしのファーストメッセージが発信され、3D地球儀企画や、会話傍受企画を行い、オリンピック期間中からパラリンピック閉幕の2020年9月6日まで大会応援企画を実施する予定です。なお、打ち上げ・放出日程についてはISSプログラムの計画によってスケジュールが前後することがありますのでご了承ください。 では、ここからは記者の皆さまからの質疑応答に移らせていただきます。なお、お時間の関係上、まずはゲストの山崎さん、SUGIZOさんを中心にご質問をお受けしたいと思います。青柳さん、山中さん、組織委員会、天野は後ほど質問を受ける場を設けますので、ご協力のほどお願いいたします。ご質問の際にはマイクをお持ちしますので、冒頭にご所属とお名前、誰宛てかの質問をおっしゃってから質問をお願いいたします。では質問のある方は挙手をお願いいたします。では右側の後方の方、お願いいたします。