日本一過酷な36 時間レースにも参戦! 堀江貴文の底抜けの体力を作る運動習慣とは
最先端医療を8年以上取材し続けている堀江貴文氏が、現代人が知っておくべき健康投資についてまとめた書籍『金を使うならカラダに使え。 ⽼化のリスクを圧倒的に下げる知識・習慣・考え⽅』が発売された。今回は、この書籍の元となったゲーテの人気連載を振り返り、365日縦横無尽に動き続ける堀江氏を支える“カラダづくり”の秘訣を紹介する。※過去掲載記事を再編 【写真】金を使うならカラダに使え。 老化のリスクを圧倒的に下げる知識・習慣・考え方
アドベンチャーレース参加のため、日々体力を維持すること自体がアンチエイジング
堀江 僕はアドベンチャーレースには年に2~3回出ていて、2022年の春には同じニセコで開催された7時間レースにも参加しました。予行演習みたいな感じで。アドベンチャーレースは競技種目がレース毎に変わるので、事前に「今回は自転車がある」とか「カヌーがある」とか、種目に関するガイダンスが届きます。それに合わせてMTBとかパックラフトを準備するんです。 上野 2023年7月に開催した北海道・ニセコで36時間のアドベンチャーレースでは、スキルチェックを課しました。ロープを伝って崖を登れるか、ボートを漕げるか、落ちたらセルフレスキューできるか、など。運営側も安全管理はしますが、基本的な技術は必要です。 堀江さんたちはアマチュアですがトップの次点にいるようなチーム。今回のコースは羊蹄山(ようていざん)のふもとで、高低差はトータル6000m、距離200㎞オーバー。2023年から国際化して海外のトップチームを招待したので、かなりハードな設定をしました。 堀江 僕史上でも一番キツかった。夜0時のスタートでMTB20㎞、パックラフトが5~6時間、沢登り、トレッキング、再びMTB90㎞で最後はトレッキング。すべてが長いし、反省点もいろいろ。僕の場合はシューズで、沢登りに特化したものを用意したのですが、泥道でグリップが効かないのが弱点。開催前日の雨で足元が滑りやすく、40回くらい転びました。コンパクトで軽い靴も持ってくればよかった! 上野 でも、あれだけボートを漕いだ後に、よく沢登りを突破できましたね。一番キツい想定が沢セクションだったんですよ。ボートを数時間漕いで体力を奪われた後に沢は登れませんって、半分以上のチームがここでリタイアしました。 堀江 沢のほうが得意だから(笑)。ボートで抜かれて、僕たちのチームは中位の最後くらいで沢に入ったんですけど、けっこうサクサク進めました。もちろん難しいポイントは苦労したけど。疲れて冷静な判断力が失われると、余分な苦労をしますね。僕たち、リュックを背負ったまま沢を登っていたんですけど、よく考えたら先にロープでリュックを上げておけたのに、馬鹿だなあと。そうすれば、もっと楽に登れたのに。